ジャンパー膝(膝蓋腱炎)

<ジャンパー膝とは、どういった症状なのか>

 ジャンパー膝とは、膝蓋骨と脛骨をつなぐ膝蓋腱の損傷です。

 軽度の症状は、膝を酷使した直後だけに痛みが出ます。日常生活に支障はなく安静にしたり、軽くストレッチすることで完治させることができます。

 中等度の症状は、膝を動かしている最中にも痛みが出るようになります。しかし、安静にしていれば痛みは出ません。

 重度の症状は、日常生活を送っていても痛みが出るようになります。膝を酷使するほど痛みは強くなり、スポーツをしている方はプレイが難しくなります。

 最重度の症状は、膝蓋靭帯が断裂してしまいます。

<ジャンパー膝の原因について>

 ジャンパー膝とは、ジャンプや着地、ダッシュやストップなど、急激な動作を繰り返すことによって、膝蓋腱に生じるオーバーユース障害です。

 ジャンパー膝の原因は、膝蓋骨(膝の皿)下部にある膝蓋靭帯はスムーズに膝関節の曲げ伸ばしをするための役割を果たしています。

 しかし、屈伸動作を繰り返し行うと、膝蓋靭帯に過度な伸張ストレスが加わり、膝蓋骨の大腿四頭筋腱(太ももの前面にある筋肉と膝蓋骨をつなぐ腱)や膝蓋靭帯に付着する部分に痛みを生じます。

 大腿四頭筋の収縮に伴い、膝蓋腱に強い牽引力が繰り返し加わって生じます。

 ジャンパー膝(膝蓋腱炎)の症状でお悩みの方、お気軽にご連絡ください。