円形性脱毛

<円形性脱毛とは、どういった症状なのか?>

 円形脱毛症の初期症状とは、何の兆候もなく、急にコイン状の脱毛斑が現れたり髪が抜け始めたりします。

 幼児から高齢者まで幅広い世代で男女の性別問わず、誰でも発症する可能性があります。

 10円玉程度の脱毛斑が1個できた後に自然に戻ることもあります。しかし、脱毛斑が増えて、それが徐々に繋がり、ほぼ全て髪の毛が落ちてしまうこともあります。

<進行中の症状>

・朝起きた時に抜け毛が数本以上ある

・脱毛斑が拡大している

・脱毛斑の周囲の髪の毛を引っ張ると痛みはないが、簡単に抜ける

・抜けた髪の毛はポキポキ折れやすい

<回復期の症状>

・脱毛斑の一部に細く短い毛が生えている

・脱毛斑に毛穴が点々と見られる

・脱毛斑の周囲の髪の毛を引っ張っても簡単に抜けない

<円形性脱毛の原因について>

 円形性脱毛の原因は、様々です。

①自己免疫疾患

 外部からの侵入物を攻撃することで私たちの体を守ってくれている免疫系機能に異常を生じ、自分の体の一部分を異物とみなして攻撃してしまう病気です。

②精神的ストレスや肉体的ストレス

 血液によって髪に必要な栄養素が運ばれているため、長期間にわたりストレスを受けていると血管が収縮し血管が悪くなり、髪の成長が阻害されて脱毛が引き起こされると考えられます。

③出産後の女性ホルモン値の変化

 女性ホルモンは発毛促進の作用があり、女性ホルモン値が減少すると抜け毛につながります。妊娠中、体内の女性ホルモン値は通常の100倍以上に増加していますが、出産すると一気に通常値に戻ります。ホルモンバランスだけではなく、出産のストレスが原因になることもあります。

 

 円形性脱毛で悩んでいる方がいらっしゃいましたら、お気軽にご連絡ください。