<アトピー性皮膚炎とは、どういった症状なのか?>
アトピー性皮膚炎の症状は、皮膚のバリア機能が低下し、痒みを伴う湿疹が生じます。良くなったり悪くなったりを繰り返す病気です。
アトピー性皮膚炎の多くは1歳未満で発症し、発症直後は痒みを伴う赤い湿疹が頭皮、顔から頚、手、腕、脚などに現れます。そして1~2か月ほど経過すると、患部が乾燥して皮膚が厚くなったように変化します。
発症部位、痒みの程度などには個人差があります。
一般的に乳児は身体の広い範囲に湿疹ができることが多いです。
成長すると頚の全面、膝・肘の内側・鼠径部など限られた部位にのみ現れるようになります。
また痒みは非常に強いことが多いために、患部を掻きむしってしまい皮膚のバリア機能が低下し、アトピー性皮膚炎の症状が更に悪化するという悪循環になってしまうケースが多いです。

<アトピーの原因について>
アトピー性皮膚炎の原因は、免疫の異常、遺伝的要因、食べ物、皮膚のバリア機能低下、環境に関する要因、ストレスなどで起こっていますが、現代医学では、原因はまだはっきりわかっていません。
<なぜ、他でよくならないのか?>
アトピー性皮膚炎は、基本的にステロイド外用薬や消炎剤外用薬や保湿剤などを組み合わせた治療になります。
ステロイドは、炎症や痒みを抑える、皮膚に起こる赤み、熱、浮腫み、痛みを落ち着かせるお薬です。
消炎剤外用薬は、皮膚炎の炎症が起こっているときに炎症を取るためのお薬です。
保湿剤は、皮脂の分泌が悪い作用を補うためのお薬です。
しかし
アトピー性皮膚炎を完治させる治療はありません。
以下の治療が難しいです。
◎皮膚の厚さを薄くする治療
◎皮膚呼吸する治療
◎皮脂の分泌をよくする治療
◎皮毛の強化する治療
◎痒み、感染症予防、ストレスの治療




<当院ではアトピー性皮膚炎をこのように治療します>


上記の図からわかりますように、アトピー性皮膚炎をに対して、当院の鍼灸治療でできることは以下の6つになります。
①皮膚が厚くなった部分を薄くする治療ができます。
<治療のメリット>
ⅰ:皮膚呼吸が少しずつできると痒みが減ります
ⅱ:皮脂の分泌が良くなります
ⅲ:皮膚が割れずらくなります⇒感染症のリスクが減ります
ⅳ:薬のステージが軽くなる可能性があります
②皮膚の痒みを軽減させる治療ができます。
<治療のメリット>
ⅰ:掻きむしるリスクが減ります⇒感染症のリスクが減ります
ⅱ:薬のステージが軽くなる可能性があります
③本来の皮膚が出てくる治療ができます。
<治療のメリット>
ⅰ:痒みがほぼなくなります⇒皮膚呼吸ができます⇒ほぼ感染しません
ⅱ:薬のステージが軽くなる、もしくは薬を使わないで済みます
⑤ストレス緩和する治療ができます。
<治療のメリット>
ⅰ:悪化を防げます
⑥角質が割れた所の治療ができます。
<治療のメリット>
ⅰ:出血や感染症の予防ができます
ⅱ:早く治療することで痕が残りにくくなります

アトピー性皮膚炎で悩んでいる方がいらっしゃいましたら、お気軽にご連絡ください。