変形性膝関節症

 変形性膝関節症とは、原因老化現象体重などの影響から膝の軟骨がすり減り、膝に強い痛みを生じるようになる病気です。関節と関節の間が狭くなると、膝の関節を動かした時に関節同士がぶつかります。関節が腫れると動かさない事によって膝周りの筋肉の萎縮や拘縮が追って可動域制限を起こします。または筋肉の廃用症候群を起こします。

 現代医学では

 関節が腫れた場合はヒアルロン酸注射になります。ヒアルロン酸注射をして炎症を取ります。

 当院の鍼灸治療では、変形性膝関節症に対して何ができるか、どういう効果が出せるかですが

 ①関節の炎症に対する治療ができます。

 *関節の炎症の範囲を小さく、または炎症を消退させます。

 ②関節の腫れが取れた後の関節液(水)の吸収を早く促す治療ができます。

 *膝が腫れると痛いので、動かさないことによって膝の可動域が狭まくなってきます。そうすると膝の腫れがなかなか引かないとADL・QOLが下がってしまいます。

 ③筋肉の廃用症候群の予防ができます。

 *軟部組織(筋肉、腱靭帯)の損傷が起きている部分に治療をすることにより廃用症候群の予防になります。

 ④変形性膝関節症のケアをこちらでアドバイスしますので、やってもらうと一日でも長く歩けることができます。

 上記をまとめると、変形性膝関節症の関節の腫れを早く取る場合は整形外科の対応になりますが、変形性膝関節症(炎症の治療、関節の腫れの後の水の吸収を促す治療、廃用性症候群の予防や拘縮の予防)に対しては鍼灸治療ができます。

  変形性膝関節症で悩んでいる方がいらっしゃいましたら、お気軽にご連絡ください。