顔面神経麻痺とは、顔面の表情筋を支配する顔面神経が麻痺をし、顔面の動きが悪くなる病気です。中枢性顔面神経麻痺と末梢性顔面神経麻痺の2つがあります。
中枢性顔面神経麻痺は、脳梗塞や脳出血や脳挫傷で起こります。
末梢性顔面神経麻痺は、脳の実質から出てくる脳神経の中の1個の部分に問題が合って起こります。
病院では
脳のMRを撮って、脳からの脳神経の出口の部分に炎症があるかどうかの検査をします。顔面神経麻痺は、その炎症像が出ます。
あと麻痺の部分の筋肉の筋電図の検査をします。正常が100%としますと、顔面神経麻痺はほとんど5%以下に筋肉が落ちます。
治療は、炎症を抑える炎症剤、麻痺した筋肉の所に血液を送るために循環改善剤や血管拡張剤、感染症の場合は抗生剤などのお薬が出ます。
当院の鍼灸治療では顔面神経麻痺に対して何ができるか、どういう効果が出せるかですが
①末梢性顔面神経麻痺が治療対象になります。
②見た目では分からない程度まで回復する治療ができます。
*見た目では分からない程度の回復の程度は、顔面神経麻痺が発症してからの年月に比例します。
③麻痺の筋肉に対する治療ができます。
*1つ目の麻痺の治療をする意味は、感染症のリスクを下げる治療ができます。
*2つ目の麻痺の治療をする意味は、睡眠の質を良くする治療ができます。
④顔面神経麻痺のケアをこちらでアドバイスしますので、やってもらうと効果が早く出ます。
上記をまとめると、病院でMRの画像診断をし顔面神経麻痺と診断された場合は、筋電図の検査をします。治療は、手術か、薬の処方で麻痺の部分に対する治療をします。顔面神経麻痺(筋肉の麻痺や拘縮の治療、感染症のリスクを下げる治療、睡眠の質を良くする治療)に対して鍼灸治療ができます。顔面神経麻痺になったら場合は、なるべくは早く鍼灸治療をすることにより、感染症の予防や睡眠の質を上げた方がいいです。治療を継続することにより、見た目では分からない程度の回復は望めるかと思います。